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【作図のヒント】 描いたはずの図形が見えない(前後関係)

一般に、手書き製図や、製図CADでは、線を描きます。

一方、VectorWorksの作図は、線を描くというより、適切な大きさに切った紙を貼り重ねるイメージです。

この点がVectorWorksを使う時の強い武器となりますが、慣れるまでは、紙を貼り重ねるイメージで作図することをかなり強く意識しておかなければなりません。たとえば;

  • 紙を貼り重ねるということは、貼り重ねる順番が大切だということ。
  • 小さな紙の上に大きな紙を貼ったら、小さな紙は隠れて見えなくなるということ。

「紙を貼り重ねるような作図」という感覚を身につけて、「描いたはずの図形が見えない!」とパニックに陥らならないようにしましょう。

■ 図形が見えなくなる状態・その1 – 描く順番

下のアニメーションは、最初に●と▲があって、次は、それらの上に、大きな■を描いたときの状態です。


拡大画面はYouTube上で見てください。)

ここで、「図形の形に切った紙を貼り重ねる作業」として捉えられるVectorWorksの操作イメージを思い出せば、●と▲を再び見えるようにする方法が分かりますよね!?

最後に描いた■は、●と▲の上にのるので、■を「後ろ」送ってやれば、●と▲が見えるようになります。

【問題】 ●と▲は、どちらを先に書いたでしょうか?

 (答えは自分で考えてくださいね。)

 

 

 

 

■ 図形が見えなくなる状態・その2

壁に「開き戸」を入れようと思います。

ところが、作業中は開き戸の形が見えているのに、挿入すると、壁の部分だけが見えていて、ドアパネルや軌跡の姿が見えなくなってしまいました。下のアニメーションは、その状態を示しています。


拡大画面はYouTube上で見てください。)

こうなった理由は、壁→床の順番で作図したからです。

床→壁という順序で描くことは、一般的にも少ないのではないでしょうか。たぶん、「壁から多角形を作成」コマンドで床の形を描く手順(さらにそれを床図形にする手順)で描く場合の方が多いでしょう。

ということは、後から描いた床が、壁の上にのっている状態になっています。左図の場合、開き戸を構成する複数の図形群のうち、壁からはみ出した部分(ドアパネル、ドアの奇蹟)で、床が重なっている部分が見えない状態になっているのです。

ここで、どうすればよいかは、上の●▲■の例から分かるでしょう。

下のアニメーションのように壁と床の前後関係を調整すればよいのです。


拡大画面はYouTube上で見てください。)

しかし、その都度やるよりは、床を描いたらすぐ、前後関係を最後にしておく習慣を週間を身につければ、ドアが見えなくなってパニックに陥ることを避けられます。
 

 

 

 

■「前後関係」調整のショートカットキー

前後関係の調整は、ショートカットキーを必ず憶えましょう。

VW165

※Macの場合は、Command や Opt キーだと思います。最近Macを使ってないので忘れました。

■「前後関係」という言葉

「紙を貼り重ねるような作図」だったら、「前後」ではなくて「上下」ではないの?

と考えた人はいませんか。確かに、「前後」より「上下」の方がしっくりくる感じです。

ところで、柱状体を作るときに「奥行き」を設定しますが、これも違和感を感じませんか?

「前後」、「奥行き」というのは、図形にとっての前後や奥行きではなく、画面という平面に対しての「前後」、「奥行き」なのです。

※柱状体の奥行きについては、こちらもどうぞ。

だから、下記にように捉えてください。

  • 前へ  = 画面から、画面を見ている自分の方に向かって
  • 後ろへ = 画面を見ている自分から、画面の裏側に向かって

カテゴリー:作図のヒント
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