【作図のヒント】絶対に閉じてはいけない「データパレット」
VectorWorksなどBIMの特長は、ひとつひとつのオブジェクト(線とか、多角形とか、壁とか)に、そのオブジェクト固有の属性を割り当てることです。
そして、VectorWorksでは「データパレット」で、オブジェクト固有の属性を管理します。
【例】
直線 |
壁 |
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四角形 |
ドア(壁に挿入されている) |
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以下が重要です!
オブジェクトを編集すると、データパレットの内容が、編集内容に合わせて変わります。
また、データパレットの属性を変更すると、オブジェクトが変形します。
図面を描くという意識だけでやっていると、とにかく、作業画面に表示されたオブジェクトをいじって、オブジェクトを処理することだけを考えがちですが、むしろ、
データパレットの属性編集の結果が、作業画面にオブジェクトとして表示される
と考えるようにしましょう。
極端に言うと、
最初の1回は、ツールパレットからツールを選んで、線とか円とか壁などの、オブジェクトを描きます。
いったん描いたら、あとはデータパレットだけで、オブジェクトの編集をします。
ということです。(現実的には、データパレットだけで処理しようとすると困難が伴いますけれど、とにかくデータパレットを活用しましょう。)
データパレットも、他のパレットと同じく、簡単に開いたり閉じたりできますが、絶対に閉じないようにすること、そして、車のインパネと同じようにいつも視界に入れておくこと、それがVectorWorksに上達するための、必須の要件です。
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かなり古いですが、CADの基礎を知るためにはとても良い本です。
この本に書かれているようなことを知っておくと、困ったとき、解決の方向性を見つけやすくなりますよ。
カテゴリー:作図のヒント
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