【作図のヒント】慣れないうちは、「ずれを伴う複製」にチェックを入れましょう
複製やコピーは、VectorWorksにかぎらず、いろいろなソフトで便利に使えます。
というか、複製ができるからソフトの有用性があるわけです。
とくに、CADの場合、同じ図形を繰り返し使いますから、複製を使わない作図はありえません。
VectorWorksでの複製方法は、編集メニュー → 複製、あるいは、そのショートカットキー(標準はCtrl+D)。
※Ctrl+D の、D はduplicate の頭文字ですが、英語が苦手な人はダブル( double )の D だと憶えてもいいと思います。
VectorWorksでは、環境設定で、次のいずれかを選べます。
1.元の図形と同じ位置に複製する
2.元の図形から少しずらした位置に複製する
VectorWorksに十分習熟してくれば、自分の好きな方に設定すればOKですが、
慣れないうちは2の状態、つまり「ずれを伴う複製」にチェックをいれておいた方が無難です。
1の場合、複製された図形は、元の図形の上にピッタリ重なります。だから、見えません。
見えないので複製されたかどうか判別しにくいです。そのせいで、うっかりと何度か複製コマンドを繰り返すことがあるのです。
2の場合、複製された図形がちゃんと見えるので、うっかり複製しすぎるという間違いが生じにくくなります。
元の図形と同じ位置に複製したいときは、必ず Ctrl+クリック を使うようにすれば、ずれを伴う複製と、ずれを伴わない複製を容易に使い分けられます。(Ctrl+クリック での同位置複製は、VectorWorks2011以降は、環境設定で設定する必要があります。)
でも、CtrlとShiftの打ち間違いに注意しましょうね!
今までのVECTORWORKS解説書にはなかった、より便利に速く図面を描くためのVectorworksの使い方を100コ紹介しています。上記のような上手な設定法も記載しています。