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【VectorScript】 VectorScriptのおまじない、PushAttrs、PopAttrs

2018/07/07

UNIXのシェルにpushd、popdという、現在のディレクトリを一時的に保存するコマンドがあります。pushd、popdのおかげで作業中のディレクトリ移動のときのキー入力の手間が大幅に減ります。MS-DOS時代にはKI-Shellという素晴らしいフリーのシェルがあって、大変お世話になりました。

で、本題ですが、VectorworksにはPushAttrs、PopAttrs、というpushd、popdというよく似たコマンドがあります。

Attr=attribute=属性ですが、同じく日本語では「属性」と訳せるproperty(プロパティ)とは異なります。どういう属性であるか、VectorScript のリファレンス( ヘルプフォルダに入っている ScriptFunctionReference.html )から引用しますと;

Stores current attribute, tool, text, and constraint settings for later retrieval as the document default settings. Document settings can be modified as needed after using this call, and the stored settings can be restored with a call to PopAttrs. Calling this function more than once (nested) is allowed. The settings will be placed on a stack, and will be retrieved by calls to PopAttrs in the correct sequence.

ということで、この場合の属性とは、スクリプト実行前のツール、テキスト、拘束の設定のことで、それをpushしたりpopしたりするのがPushAttrs、PopAttrs で、VectorScriptの中でペンの色、フォントサイズ、線の太さなどを一定の設定に変える必要があるが、スクリプト実行後には元に戻したいという場合に役立ちます。

スクリプト実行前後で上記のような属性を維持したい場合は、下記のようにします。

  • BEGINのすぐ次の行に、PushAttrs; を記入
  • END;のすぐ前の行に、 PopAttrs;  を記入

つまり、スクリプトを下記のようにします。下記の「あれこれあれこれ」と書いてある部分にVectorScriptで行いたい処理を書きます。

PROCEDURE Pokopen;
BEGIN
PushAttrs;
あれこれあれこれ
PopAttrs;
END;
RUN(Pokopen);

で、これは一種のおまじないとして、BEGIN、END;とセットで覚えておくといいと思います。

*

VectorScriptの手っ取り早い入門は下記をどうぞ。(VectorScriptだけの本ではありませんが、Vectorworks作業の効率化のひとつの方法としてVectorScriptについても記されています。)

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