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Archive for the ‘2D製図’ Category

【2D製図】 VectorWorksで2D製図をする・ (4) 作図・仕上げ線や見え掛かり線

仕上げ線や見え掛かり線は、何らかの建築エレメントを示すためのものです。

VectorWorksを始め、BIMソフトの場合、建築エレメントは、すべて「それが何であるか分かるようなオブジェクト」としてデータを作るので、たんに「線分」として表現することはありません(←あくまでも原則的には、ということ)。

たとえば、見え掛かり線として、四角いテーブル家具を描いたとします。製図ではたんに四角形です。

VectorWorks など BIMソフト の場合は、テーブルという立体形状を配置して、たとえば平面図においては、四角いテーブルを上から見たときに見える形=「四角形」が表示される、ということになります。

つまり、オブジェクトを配置すれば、視点(平面、断面、立面、、、)に合わせて、適切な形状を自動的に表示してくれるので、見え掛かり線を描くという意識はあまり重要ではなくなります。

さて、ここでは、たんに2D製図に限定した話なので、

まず、仕上げ線や見え掛かり線のクラスをアクティブにしてから、、

方法は、基本的な作図ツールをつかって、然るべきのような形を然るべき位置に配置できるように、描くだけ。

    • CADなので、最初から、然るべき形に描かずに、だいたいの形を描いてから、然るべき形になるように変形しても大丈夫です。
    • CADなので、最初から、然るべき位置に描かずに、画面の中の図形が混み合っていない場所に描いてから、然るべき位置に移動しても大丈夫です。
    • 最初から、然るべき形を然るべき位置に描かなければならない、ということはありません。
    • 最終的に、然るべき形が然るべき位置に描かれている、ということで十分です。

重要なのは、そのときの状況に合わせた手順を判断できるかどうか。

この点について柔軟になっておかないと、手間が増えたり、ミスを増やしたりする恐れがあります。

手描きと違って、CADの製図は「行ったり来たりできる」ということを身につけましょう。

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【2D製図】 VectorWorksで2D製図をする・ (4) 作図・窓

窓にはいろいろな種類があって、表現を変えることによって、どんな窓か分かるようにします。

ここでは、たんに基本練習をするために、引き違い窓の簡易な描き方を説明します。

ドアの説明にも書きましたが、窓もドアと同様、「窓を描く」のではなく、「壁に窓のオブジェクトを挿入する」という考え方なので、「設計」としては、以下に説明するような描き方をしてはいけません。

( 「設計」 と 「製図」 は異なるものなんです。)

窓にかぎらず、縮尺によって、どの程度まで細かく描くかが変わります。

ここでは、1/100 程度の縮尺の引き違い窓の描き方を説明します。

【手順】

2D的な窓の描き方

1.ダブル線で窓枠を描く

2.中心に縦線を描き、データパレットで長くする。
このとき、中心固定にしておくこと。
※この線は、「引き違い窓」であることを示す線です。

3. 少し太い線で、窓の片側を描く。手順としては、柱の左中から水平に、中央の縦線より少し長めに線を引き、Shift+↑(ナッジ機能)で少し上にずらす。

4.中心の縦線の中点を回転中心として、180度回転コピー。

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回転については、『CADリテラシー演習』 ドリル 119 を参照のこと

 

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【2D製図】 VectorWorksで2D製図をする・ (4) 作図・家具や設備

あるとき学生さんに「水槽って描けますか?」と質問されました?

「えっ? 水槽っ?」と、私は、質問の意図をただちにはつかみ損ねてしまったのですが、

その学生さんは要するに、「結果として水槽に見えるもの」を作りたかったのでした。

たぶん、どんな建築CADにも、水槽作成専用のコマンドは備わっていないでしょうから、

水槽を構成するパーツひとつひとつを組み合わせてやって、「結果として水槽に見えるもの」を作ればよいのです。

良いものは使おう、ないものは作ろう

(良い言葉でしょ?! この言葉、日本でのVectorWorks販売元エーアンドエーのポリシーだそうです。)

今回は、家具や設備の2D表現を目的としています。

すべての家具や設備は、簡単な図形を組み合わせて描きます。

家具や設備を描くためのクラスをアクティブにしてください。クラスを作っていなかったら、いますぐ作りましょう。

2D製図であれば、家具と設備は、同じクラスでもOKです。

【ヒント】

  • 家具や設備の形は、なるべく単純化する。
     ※縮尺に合わせた表現を心がけましょう。
  • 複雑な外形線は、単純な形を組み合わせて、貼り合わせ切り欠き抜き取りでつくる。
  • 複数の図形から成り立つものは、必ずグループ化する。

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貼り合わせ、切り欠きについては、下記を参照のこと

『CADリテラシー演習』 ドリル 305 & 306 、高等ドリル 03 & 04

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【2D製図】 VectorWorksで2D製図をする・ (4) 作図・壁

まず、壁を描くためのクラスをアクティブにしてください。クラスを作っていなかったら、いますぐ作りましょう。

さて、壁は、図面上では、通常、間隔が小さな2本の平行線として表現されます。

2本の平行線を描くには、以下のような方法があります。

    1. 1本ずつ線を描く
    2. 1本線を描いて、平行に複写する
    3. ほとんどの建築CADに備わっている機能であるダブル線(二重線、複線)ツールで描く
    4. ほとんどのBIMソフトに備わっている壁専用のツールで描く

1, 2 は手描き時の操作をそのままCADに移したようなやり方で、賢明な方法とは言えません。

だから、3, 4 のどちらか。

一般に、3 でも 4でも、画面上の見え方はほとんど同じです。印刷した場合も、同様。

であれば、3, 4 のどちらでも良さそうです。

しかし、それは、たんに製図したい場合のお話。

VectorWorksなどBIMの特性を活かす場合、あるいは、3Dモデルを作る場合は、必ず、壁専用ツールを使いましょう!

ということで、自分で、ダブル線ツールか、壁専用のツールか、どちらかを選んでください。

( 私は、壁ツールを使うことを勧めます。 )

さて、手描きの場合、平行線の位置決めには、通り芯を使ったり、柱の線を使ったりしますね。

柱は、いずれにしても描かなければなりませんが、通り芯は、VectorWorksの場合、あってもなくてもOKです。(→別記事)

次に、壁の厚さについてですが、手描きのときイメージするのは;

壁の厚さ = 2本の平行線の間隔

ということですね。

一方、CADの場合は、2本の線を同時に引けるダブル線ツールや壁ツールを使いますから、壁を描き始める前に、壁の厚さ(=線の間隔)を設定しておきます。

VectorWorksの場合、どちらのツールを選んでも、モードバー(画面上部のバー)に壁の厚さ(線の間隔)を設定するボタンがあります。

また、ここで設定した厚さ(間隔)は、次に数値を変えるまで、同じ値が使われます。だから、あまり順番を気にせずに、同じ厚さの壁をすべて一気に描いてから、次の厚さの壁を一気に描く、、、、という手順でOKです。

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【2D製図】 VectorWorksで2D製図をする・ (4) 作図・柱

まず、柱を描くためのクラスをアクティブにしてください。クラスを作っていなかったら、いますぐ作りましょう。

さて、柱は、図面上では、四角形、円形などとして表現されます。

描く前にサイズが分かっているはずなので(分かってないと描けない!)、角柱なら四角形ツールを、円柱なら円ツールをダブルクリックして、サイズを入力しましょう。

このときに、位置決めの点に注意してください

通常、通り芯の交点や、背景のグリッドを位置決めの基準とするでしょうから、「中心合わせ」になるように、ダイヤログで設定してください。

最初の1本を描きましょう。(直感的には左下の柱から描くと良い。)

増やし方は、通り芯の場合と同じく、規則性の程度で操作方法を決めましょう。

  1. 一定間隔で並ぶときは、配列複製で多めに複製してから、不要なものを削除してください。
  2. 不規則な場合は、まず、同じ通り芯上に並ぶ柱を描きます。つぎは、それらの柱を選んで、Ctrl +クリック、または、Ctrl+D(ずれを伴う複製=オフの場合のみ)で、
    同位置に複製し、Ctrl+M。もしくは、データパレットで、移動します。
    ※複製して移動する方法は、通り芯のページを参照のこと。ただし、柱の過不足が生じるだろうから、それは後から複製したり、削除したりしてください。

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複製については、『CADリテラシー演習』 ドリル 301 ~ 303 参照のこと

【発展】 柱をシンボル登録

柱のように、同じ形の図形が何度も使われる場合は、その図形をシンボル登録すると便利な場合もあります。

シンボル登録する場合は、最初の1つを描いたら直ちに登録してください。

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